【記 録】 
       
       (1月28日) 
       
       いつもより10分早く起きて出掛ける。今回は甲斐大和からのバスは利用しない。 
       順調に進んだが、大月駅で小淵沢行きに接続するため、30分弱待つことになった。待合室でパンフなどを見ていると、3月のダイヤ改正で中央線特急は全て指定席になるそうだ。 
       山ヤにとっては、ますます不便になる。元々、松本までは大都市近郊区間のため、乗車券・自由席特急券とも有効期間1日で、2泊3日で八ケ岳に行く場合は割引がきかない上、全車指定では飛び乗りもできなくなる。 
       甲斐大和から歩き始める。ここは甲府盆地のはずれのため、とても寒く感じる。それでも、景徳院の脇の道路をすすみ、鳥居から山道に入る頃には暖かくなってきた。 
       鳥居の先に氷川神社があり、この付近田野地区の守り神となっているようだ。 
       大鹿峠を目指したが、登山道は峠近くの送電鉄塔のあるピークに直接上がっている。そのまま尾根をすすむと、前回景徳院に下った峠に出た。 
       ここから水平道を曲り沢峠に行き、今回は大谷ケ丸に向かうことにする。大谷ケ丸着13時、まだ時間があるので、滝子山を越える積りで先を歩く。 
       滝子山14:10着。滝子山の下りで、左側の尾根道が「岩場あり危険」と書かれていたが、檜平で一般道と合流するであろうと考え、その尾根を下る。 
       結果的には、この尾根道はとても下りにくく、岩稜もあって危なっかしい。 
       一般道と合流するであろうと進んだが、それらしき道は無く、ドンドン下って行くようになった。 
       赤テープ、トレースも有るが、だんだん不安になってくる。結局、そのまま尾根末端で沢に降りた。 
       後で地図を確認すると、寺ノ沢に降りたようだ。沢は広くなったので、沢脇にテントを張る。 
       
       (1月29日) 
       
       もう少し沢を下るので、明るくなるのを待って出発する。沢の中にも赤テープがあった。 
       10分位下ると、水道用のパイプが現れ、もう少し先で縁堤が見えた。この先は林道になっており、ほっとする。川は太くなり藤沢川に名を変えたようだ。 
       林道を歩いていると、滝子山への一般ルートと合流した。これで現在位置が完全に確認できた。歩き慣れた道を初狩駅に向かう。 
 
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